最高裁判決、夫婦同姓の合憲について(考察シリーズ)

最高裁判決、夫婦同姓の合憲について(考察シリーズ)

 平成27年12月16日、最高裁大法廷(裁判長寺田逸郎長官)で夫婦同姓は合憲であるとの判決が示された。大法廷では寺田裁判長以下10人が合憲、全女性裁判官3人を含む5人が違憲とした。尚、この記事は12月17日の産経紙の報道に基づき書いております。

 先ず、判決内容を概観する。最高裁は夫婦同姓の基本について、我が国に定着した家族の呼称として意義があり、呼称を一つに定めることには合理性が認められるとし、女性の不利益は、「通称(女性の姓の意)の使用」で緩和出来る。そして、国会での検討を必要とする、とした。

二つ、裁判官の個別意見は下の通りである、(囲み記事、夫婦同姓「合憲」判決要旨から)

○寺田逸郎裁判長(意訳した(今唐)、13版・大阪)、子供の姓について現行民法には示されておらず、この裁判で詳しく検討できないので、国会で検討してもらうことにした。

○岡田喜代子裁判官(他の2名も同様)、多くの女性が別称に出来ないことにより事実婚を選んでいる、別姓をまったく認めないことに合理性はない、(本当だろうか、届けの時は女性の姓も選べる、今唐)。

○木内道称裁判官、「別称」については法制化すべきである、(要約の為だろうが以下は理解不能、今唐)。

○山浦善樹裁判官 、国会が長らく放っておいたので原告らの精神的苦痛に賠償すべきvである。

 三つ、原告と国との意見、最高裁の判断は下の通りである。

 ア、憲法違反について

○原告~姓の変更を強制され、ほとんどの女性が改正しており(届出時は女性の姓も選べる、今唐)違憲であるである。

○国~届け時の姓の選択は、どちらかを優先させるものでもなく、結婚の自由も妨げてもいない、ので合憲である。

○最高裁~同姓は、男女間の形式的な不平等が存在するわけでもなく違憲ではない。

 イ、法改正しないのは違法か

○原告~法制審議会の改正答申から20年近く怠り違法だ。

○国~憲法が保障する権利を侵害しておらず、違法とは言えない。

○最高裁~直ちに合理性を欠く制度ではなく、違法とは言えない。

 最後になってしまったが、百田尚樹氏が憂う筈である。

 (終わります。御機嫌よう。さようなら)



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