あゝとに熱く!リビア、カダフイ帝国の崩壊と国連(考察シリーズ)

 リビア、カダフイ帝国の崩壊と国連(考察シリーズ)

 カダフイについては一見、可哀想な気がする。1時間何十分かの世界に警鐘を発した国連演説では、国連の欺瞞性について勇気を持ってというか野放図に、そして、見事に告発した。だが、その国連の欺瞞性によって仇をとられた。

 世界の各国のリビアの海外資産については凍結されたが、その資産の一部については解除された。カダフイにも多少は蓄財はあったのであろうが、石油収益などの莫大な額は海外で保有していたそうであるが、どうやら、解除されたとは言え「国民評議会」は自由には使えないようだ。

 自分の国の金だと云うのにだ。

 アメリカは直接、手を下さなかったが欧州各国は宣戦布告もせず、上空の飛行制限やピンポイント爆撃などで他国、リビアを攻撃した。それは国連決議を根拠にしているそうだ。

 アメリカの理不尽な強大なな攻勢に耐え抜いたキューバのカストロは偉い。カダフイとの違いは教養なのだろうか。アフリカの諸国の後進性なのだろうか。大して違いは無いように思うのであるが、明確に違うのは、カストロの兄が後継となったが、一族の「世襲による統治」ではないかということだ。

 アフリカ諸国には未だに部族制社会が色濃く残っているのである。それに、人々の「未開性」である。国民評議会の兵士の映像を見る限りにおいては、傭兵なども含まれるのだろうが、自動小銃の乱射、略奪などその行動は野蛮である。彼等を見ていると大昔の日本や西欧のみすぼらしい「郎党」や「蛮族」を想像してしまう。

 未だ、未だ、アラブの社会にあってはコーランによる「性的規制」は厳しいように思えるが、命の価は低いのであろう。残念だがそのように考えざるを得ない。そして、キリスト教、一神教による欧米は、基本的にはと制約を付けるが、他の信徒には薄情だし、自国の利益のみ追求する。

 上に書いたことが、リビア、カダフイ帝国の崩壊の底に横たわっているのだ。従って、「国民評議会」の今後については、どう展開していくか予断を許さない。そして、正義の国、日本の今後の役割だが、今までどおり黙って静かにしているしかないのであろう。

 国連への拠出金ではアメリカについで第二位、しかも三位のドイツとは、桁が違うのである。随分影が薄いではないか。存在感が無いではないか。基本的な理由は「結構な平和憲法」と「馬鹿な国連至上主義」なのである。

 現実を直視し、国連の欺瞞性に焦点を合わせた強力な活動が必要なのである。それは、唯一つ、大東亜戦勝国の拒否権撤廃である。日本が声を高くしてそれを主張しても、びっくりするだろうが、「戦勝国連合」で日本の包囲網を作ることは、今の時代、困難であろう。

 僅かではあるが世界は進歩しているのである。

 (この項終わり)

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