ああとにあつく!子殺し親殺しのこころ(3)(文学シリーズ、ツィター風ブログ)

ああとにあつく!子殺し親殺しのこころ(3)(文学シリーズ、ツィター風ブログ)

 親殺しの章

オレは親父が許せなかった。直ぐ、大好きなお母さんにまでも、時には暴力を振るい、オレをいつも押さえつけて、思いのままに支配した。

 オレは未だ小さかったから刃向うことは出来ないと考えて諦めていたが、あるとき、ふと思いついた。隙を見て階段から突き落としてその後で包丁で突き刺したら、この苦しみから抜け出せると気がついたのだ。

 オレは何回も、何回もそのことを思い描き、練習したのだ。そして、包丁はその前に玄関の傘立ての横に隠しておくことにした。

 とうとうその時が来た。オレが思い切り、親父を突き倒すと、親父は階段下まで宙を飛びダイビングした。親父の背中の温もりを両手に感じたが構っていられなかった。

 オレは階段を走り下り、うなっている親父を飛び越えて、包丁を取り出すと思い切り親父の背中に突き立てた。直ぐ引き抜くと、何回も、何回も刺していた。

 (続く、御機嫌よう、さようなら)




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