あゝとに熱く!一票の格差の問題について(考察シリーズ)

 一票の格差の問題について(考察シリーズ)

 一票の格差の問題について、学者でもなく、文章を売ってもいない、市井人の不肖、今唐加太朗だが、巷の法学者でもある不肖、今唐が本格的に思考を葎(めぐら)して書いた記事が下である。記事の要諦は、投票者の数だけで代議士を選ぶことには不都合があり、日本国の「地勢的」な要素も加味すべきだ、とのものである。
 
 そうでなければ、東京や大阪には代議士先生が溢れかえって、箒(ほうき)で掃き捨てるほどになり、国民の真の意味の平等は保てない、とのものである。これが、妥当な、「総合的、常識的な思考」、であろう。誰だって、不肖、今唐程度の頭を持っていればそう考えるあろう。

一票格差の違憲判決に異議あり(考察シリーズ)
<< 作成日時 : 2013/03/07 22:48 >>
http://39383054.at.webry.info/201303/article_9.html

 それで、昨日(3月14日)にテレビのニュースで、名古屋高裁では合憲判決が出た、と聞いたので、喜んで調べてみると、そうではなく聞き違えであることが判った。どうやら、国会での是正状況がそうそう、「違憲と断定」、できるほどではない、との報道であったようだ。

 誠に残念であった。

<以下、ご参考:年寄になると新聞を止めてしまう、あるいは読まない人が多いと聞きますので、この類の記事も意義があると、ソーシアルメデイアの担い手として考えています。>

名古屋高裁は「違憲状態」 1票の格差訴訟
2013年3月14日 16時08分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013031490160807.html

 「一票の格差」が最大で2・43倍となった昨年12月の衆院選は違憲だとして、弁護士グループが愛知1、8、9、10区の選挙無効を求めた訴訟で、名古屋高裁(加藤幸雄裁判長)は14日、選挙を「違憲状態」と判断、無効請求は棄却した。

 二つの弁護士グループが全国14高裁・高裁支部に一斉提訴した訴訟の一つで、判決は4件目。6日の東京高裁、7日の札幌高裁、14日の仙台高裁は、「違憲」の判断を示し、公益に著しい障害があるとして無効請求は棄却していた。

 昨年の衆院選では、有権者が最少の高知3区と最多の千葉4区の間に2・43倍、愛知の4選挙区との間には1・83~2・07倍の格差があった。

 この格差をめぐり、二つの弁護士グループが選挙無効を求めて全国14の高裁・高裁支部に一斉提訴した。6日の東京高裁と7日の札幌高裁は、「2011年3月に最高裁が違憲状態とした選挙区割りを是正しないままに選挙が行われた経過は看過できない」などとして、「違憲」と判断。一方で選挙の無効は認めていなかった。

 被告の選管側は「最高裁判決から選挙まで約1年9カ月あったが、区割り全体の見直しを行うには期間的に不十分だった」と主張していた。

(東京新聞)

○仙台高裁は、東京、札幌両高裁と同様、「違憲」と判断したが、名古屋高裁は、格差是正に向けた国会の努力を評価して「違憲状態」にとどめた。選挙無効の請求はいずれも棄却した。~名古屋高裁(加藤幸雄裁判長)であった。
 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130314-OYT1T00927.htm?from=ylist
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○ただ、格差是正には「多くの選挙区で区割りを変えることが避けられず、作業に要する期間が短く済む保証はない」と指摘。最高裁判決から昨年の選挙での1年9カ月に格差是正に向けた法案審議などが行われており、「国会の裁量の範囲を逸脱しておらず、憲法が求める合理的期間を経過したとまでは言えない。ねじれ国会だったことなどを考えると、怠慢とは非難できない」と判断した。

 判決後に記者会見した原告代理人の弁護士らは「国側に有利な事情を裁判所自ら盛り込んで、国を勝たせるために全力を注いだ。今もねじれ国会は続いており、しばらく変えなくていいと言っているようなもの」と判決を批判した。【山口知、沢田勇】
  http://mainichi.jp/select/news/20130315k0000m040063000c.html
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 つまり、この記事では国会での是正がやっと、ぼちぼち進み始め、自民党案が提示されたようであるが、判らない点は比例の議員を減らすのはわかるが、何故、小選挙区の議員数の配分で第一党に、つまり自民党に議員を配分をしないのだ、ということである。

 もともと比例性が採用された理由は、小選挙区での「不公正(アンバランス、投票者数のでこぼこをならす)」意味からであろうと思うのだが、何故外す必要があるか、意味が判らないのである。

 比例票の数え方に細かい特例があるのかもしれないが、比例票で多くを得た党に多く議員を配分するのは当たり前の話で、何も自民党は変に遠慮をする必要はなく、反ってこれこそ、投票の平等を排するものであると思うのである。つまり、小選挙区での投票のでこぼこは第一党であろうと四党であろうと同じようにあることであろうと思うのだが。

 公明党に気を使ったそうだが、そのような、筋の通らない気の使いようは止めるべきだと思うのである。

 (この項おわり)

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