東電の原発事故対処の追加公表報道の偏向(考察シリーズ)

 東電の原発事故対処の追加公表報道の偏向(考察シリーズ)

 東京電力が過酷事故対処の記録の公開を「絞る」理由が良く解る。今度、開放された内容がNHKや民放から一斉に報道されている。「学者でもなく、文章を売ってもいない、市井人の不肖、今唐加太朗」はこのような報道内容を「似非まとめ症候群」と称している。

 昭和の偉大な噺家林家三平師匠の愛嬢、泰葉さんのキャッチコピーをもじったが「金髪でない馬鹿な豚野郎の放送メデイア」が、時には陥る症状である。つまり、報道事象を簡単にくくってしまい、視聴者をミスリードしてしまう症状なのである。今回のくくりは、東電本社や政府の対策本部が悪戯(いたずら)に現場に介入し、混乱させたのだ、との構造である。

 先ず、最初に吉田所長について、失礼があるかもしれないと、お断りしておきます。吉田所長は、未曾有の過酷事故の発生にかかわった「公的人物」であると不肖、今唐は承知しております。であるからには、専門家あるいは寅さんの言う「労働者階級」からその行動について批判を受けることは甘受すべきである、とも考えます。

 このブログの記事で書きましたが、氏の基本的な人物像について「剛毅である」としていましたが、それを訂正しております。その理由は、次の二点が報道されたことにあります。一つ、廊下で足を投げ出して壁にもたれている「作業員」にこのような状況では「ここに残ってくれとは云えない」旨語り、下請け孫受け、協力企業の作業員は退出してしまい、残ったのは東電社員だけになったとの報道である。

 二つには、管前総理が現場に乗り込んだとき、「これから決死隊を編成します」、と確か、管前総理が語ったのである。「決死隊が作業しています」、ではなく、「編成します」、であったことだ。これを聞いて、管前総理は、「吉田は信用できる」、と語ったそうであるが、現役の不肖、今唐であれば、「遅いやないか」、と怒鳴り上げたであろう。

 ああやっぱり、この人は、普通のやさしい人間であったな、確か、関西人?であったと思うが、と感じたからだ。

 今回の報道内容で、東電本社からの指示で、ベントの弁がもう一つ小さいのがあるがそれを開けたか、との質問に、所長は「今開けていますので、邪魔をしないで下さい」旨返しているが、「使いにくい部下」の返答そのもであるな、との感想を持ったのである。

 吉田所長だけの責任ではないが、手動でのベントについてはマニュアルにもなく、訓練した事もなく、二つ弁があるとは、不肖今唐の推測であるが、所長は知らなかったのではないか。

 そして、本部が、このように指示することが、なぜ現場を邪魔することになるのであろうか。「小さいのも、今、開けています」、と言えば済むことではないか。

 もう一つ、吉田所長が、「官邸は電話に出ない」とぼやくシーンが流れて居るが、このことも、記事に書いたが、東電の乙黒フェロー?そして斑目院長などは、どうやら、管総理の控え室ぐらいで指揮を取っていたようなのである。「通信設備」などが整った「対策本部」にデンと陣取っては居なかったようなのである。

 恐らく、乙黒?さんの卓上電話のことであろうが、これも推測であるが、本部の者も菅さんの荒れようをみて、「触らぬ神にたたりなし」で受話器を取らなかったのであろう。

 この電話にしても、短縮にしておれば、ボタンを一つ押すだけの話である。たいした邪魔には成らないとは思うし、また、上のとおりの状況であれば、菅さんが乗り込まなければ、もっと、「決死隊」の編成も遅れた可能性があり、被害状況も拡大した可能性があるのではないだろうか。

 また、新潟の泉田知事が、選挙対策かもしれないが、「全部公表しなければ再稼動を認めない」、などと語ったようであるが、例え、東電が全部公表したところで、上のような皮相的な報道では何んの役にもならないのである。

 また、選挙には負けるはずもないのに、相変わらず、素っ頓狂な知事である。

 (この項おわり)

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