あゝとに熱く!美女のお尻Ⅱ(1)(文学シリーズ)

 美女のお尻Ⅱ(1)(文学シリーズ)

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美女のお尻(文学シリーズ ショート(3))
<< 作成日時 : 2010/05/25 17:46 >>
http://39383054.at.webry.info/201005/article_18.html

<起章>
 
 マネージャーの未来君はますます、元気で、私のことを気にかけてくれるの。私も映画のクランクインに入ったので、未来君の直接の仕事も無くなり、私もやっと、映画のお仕事を済ませ、今は、少しゆっくりしている。
 
 私、時々は考えるの、私って、どんな人間だろうって、色々考えて、神様ってあるのだろうか、とか。そして、ママンから聞いたことがあるわ、ママンはフランス人なので、旧約聖書にも詳しいの。旧約聖書にはひどいことが書いてあるそうなの。

 不倫や近親相姦など本当の人間の姿のことが書かれているらしいの。その話を聞いて、私は、私がとんでもないことをしたところで、神様は許してくれるのだ、とも思うの。だけど安心は出来ないわ。神様に告白しなければ駄目だろうとも思うし、近親相姦や不倫などを繰り返して、何回も、何回もすれば告白したところで許してくれる筈も無いとも思うわ。

 そして、旧約聖書にはもっと人間の赤裸々な姿が描かれており、それらの描写やドラマは、有史以来の、数々の芸術作品のモチーフともなってきたそうなの。それに、告白などしたら、神父さんだって安心できないし。 

 そして、ママンは誇らしげに何時も言うわ、旧約聖書は人類の原点だそうなの。しかし、ダブルの私には解るは、そんなことを言えば、日本人や東洋人が怒ってしまう、と思うの。

 私には、私という肉体があって、恐らくこの肉体の中か、そう、頭ぐらいのところに心があることは間違いないと思うの。このことも時々考えるわ。でも、しばらくの間、考えるだけで最後まで考えないの。いつも、途中で止めてしまうのが私の悪い癖なのです。

 パパやママンに聞いても良いのですが、子供のように幼稚なこのようなことは、最近では、結婚もしてしまったし、聞けるはずもない、と思うの。でも、心とは私と思う意識のようなもので、物ではなく、身体の頭の中のどこかに住んでいるのだろうとは考えられるの、でも、何時も、そこまでが、精一杯だわ。

 私、ダブル、だから、キュル(cul)や ニション (nichon)、お尻とおっぱいのことなの、誰にだって負けはしないの。自信はもってる。だけど、日本人のパパは励ましてくれるのですが、日本人の心には自信がないのです。おそらく、結婚前に、本を余り読まなかったからなのでしょうか。

<承章>

 そして、最近やっとわかってきたことがあるわ。どうやら人間には内的世界とも言う心があって それが、人間の行動を支配し決定しているのだわ、そして、これを人格と云うのだと言うことなの。

 だから、わたし、時々苦しくなるの、どうしょうも無く苦しくなり、いつもの私だはない、極端な考え方になったり、おもいがけない行動を取ったりして、マネージャーの未来君や夫に迷惑もかけるのだわ。

 とうとう、めちゃくちゃな気分になってしまい、未来君にメールを打ってしまい、病院につれていかれたの、心療内科という文字だけ覚えているわ。先生からは色々のことを聞かれて、ちょっとすっきりした気分になり、お薬も貰いちゃんと飲んでいるの。そして、未来君がマンションまで、一日に1回は訪ねてくれている。

 彼は心療内科の先生のように、私の喋ることをなんでも聞いてくれたわ。

 (つづく)

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