あゝとに熱く!野田総理所信表明演説(7)(考察シリーズ)

 野田総理所信表明演説(7)(考察シリーズ)

 <次はご承知いただいている読者は読まなくて結構です。>
 
 <平成23年9月13日に行なわれた野田総理の所信表明の、「学者でもなく、文章を売ってもいない、市井人の不肖、今唐加太朗」の考察は下の通りである。
 
 不肖、今唐が、ながながしい一人称を使っている理由は、書いている通りのことで、政治家、ジャーナリスト、学者などの専門家が参考にして頂き、考察の内容がとんでもないものであれば、普通の日本人に対し、より一層の啓蒙に勤めて頂きたいとの意図もあります。
 
 始めに所信表明を示し、その後に< >で区切って不肖、今唐の考察を示します。所信表明は、MSN産経ニュース
  http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110913/plc11091315150035-n1.htm
 を使わせて頂きました >

三 世界的な経済危機への対応「成長と財政健全化は両輪」

 財政再建は決して一直線に実現できるような単純な問題ではありません。政治と行政が襟を正す歳出削減の道。経済活性化と豊かな国民生活がもたらす増収の道。そうした努力を尽くすとともに、将来世代に迷惑をかけないためにさらなる国民負担をお願いする歳入改革の道。こうした3つの道を同時に展望しながら歩む、厳しい道のりです。

 <「将来世代に迷惑をかけないためにさらなる国民負担をお願いする歳入改革の道。」は良い文句(道)である。久しぶりに聞く言葉である。野党の野次で国会中継では聞こえなかったと思うが。ちなみに、もう二つの道(目標)は、一つには増収、二つには歳出削減、である。上に書いてあるがもう一度書いて書いておこう)>

 経済成長と財政健全化は、車の両輪として同時に進めていかなければなりません。そのため、昨年策定された「新成長戦略」の実現を加速するとともに、大震災後の状況を踏まえた戦略の再強化を行い、年内に日本再生の戦略をまとめます。

 <「新成長戦略」のさわりの部分だけを下に示しておこう。面倒ですが、読者の皆さんざっとお読み下さい。>

 <第1章 新成長戦略-「強い経済」「強い財政」「強い社会保障」の実現>
 
 <90 年代初頭のバブル崩壊から約20 年、日本経済が低迷を続けた結果、国民はかつての自信を失い、将来への漠たる不安に萎縮している。こうした閉塞感が続く主たる要因は、低迷する経済、拡大する財政赤字、そして信頼感が低下した社会保障である。新内閣は、「強い経済」、「強い財政」、「強い社会保障」を一体的に実現する。「強い経済」の実現に向けた戦略を示した「新成長戦略」を実行し、20 年近く続く閉塞状況を打ち破り、元気な日本を復活させる。>

<(第三の道による建て直し)>
 
 <我が国の経済政策の呪縛となってきたのは、産業構造・社会構造の変化に合わない二つの道による政策の失敗である。第一の道は、公共事業中心の経済政策である。60 年代、70 年代にかけての高度経済成長の時代には、道路、港湾、空港などの整備が生産性の向上をもたらし、経済成長の原動力となった。>

 <しかし、基礎的なインフラが整備された80 年代になると、この投資と経済効果の関係が崩壊し、90 年代以降は様相が変わり、社会構造・産業構造が変化し、従来型のインフラへの投資効率が低下してもなお、将来の成長産業を育てる明確な意思のないまま、既得権保護のためのばら撒きを続けてきた。不況対策の名の下、財政出動として行われた非効率な公共投資の拡大は、成長にも国民生活の向上にもつながらず、地域はますます活力を失うという悪循環に陥った。不況対策としても行われた公共事業の拡大は、効率的な投資でなかったため、結局有効な効果を上げなかった。>

 <第二の道は、行き過ぎた市場原理主義に基づき、供給サイドに偏った生産性重視の経済政策である。一企業の視点では、リストラの断行による業績回復が、妥当な場合もあるが、国全体として見れば、この政策によって多くの人が失業する中で、国民生活は更に厳しくなり、デフレが深刻化している。また、いわゆる「ワーキングプア」に代表される格差拡大が強く認識され、社会全体の不安が急速に高まった。「企業は従業員をリストラできても、国は国民をリストラすることができない」のである。生産性の向上は重要であるが、同時に需要や雇用の拡大がより一層重要である。>

 <我々は、過去の失敗に学び、現在の状況に適した政策として、「第三の道」を進む。それは、経済社会が抱える課題の解決を新たな需要や雇用創出のきっかけとし、それを成長につなげようとする政策であり、その実現のための戦略が、「強い経済」、「強い財政」、「強い社会保障」の一体的実現に主眼を置く「新成長戦略」である。>

 <持続可能な財政・社会保障制度の構築や生活の安全網(セーフティネット)の充実を図ることが、雇用を創出するとともに、国民の将来不安を払拭し、経済成長の礎となる。セーフティネットの確立、経済活性化、財政健全化は一体の関係にあり、「強い経済」、「強い財政」、「強い社会保障」の確保が互いに好影響を与える「Win-Win」の関係にあると捉えるべきである。>

  こうした戦略の具体化も含め、国家として重要な政策を統括する司令塔の機能を担うため、産官学の英知を集め、既存の会議体を集約して、私が主宰する新たな会議体を創設します。

<産官学の言葉が何故か新鮮に写るのだが、すばやく立ち上げ、人選も適材の優秀な人材で・・・なかなか難しいが・・・・「国家政策室」とのからみがよくわからないが、直ちに法を改正し「国家政策室・局」でやれば良いのであろうが。>

 経済成長を担うのは、中小企業を始めとする民間企業の活力です。地球温暖化問題の解決にもつながる環境エネルギー分野、長寿社会で求められる医療関連の分野を中心に、新たな産業と雇用が次々と生み出されていく環境を整備します。また、海外の成長市場とのつながりを深めるため、経済連携の戦略的な推進、官民一体となった市場開拓を進めるとともに、海外からの知恵と資金の呼び込みも強化します。

 <この辺は月並みでよく解からない、これだけで直ちに効果が上がるとは思えない>

 「農業は国の本なり」との発想は、今も生きています。食は、いのちをつなぎ、いのちを育みます。消費者から高い水準の安全・安心を求められるからこそ、農林漁業は、新たな時代を担う成長産業となりえます。東北の被災地の基幹産業である農業の再生を図ることを突破口として、「食と農林漁業の再生実現会議」の中間提言に沿って、早急に農林漁業の再生のための具体策をまとめます。

 < 同 上 >

 農山漁村の地域社会を支える社会基盤の柱に郵便局があります。地域の絆を結ぶ拠点として、郵便局が3事業の基本的なサービスを一体的に提供できるよう、郵政改革関連法案の早期成立を図ります。

 また、地域主権改革を引き続き推進します。

 < 同上、郵政再改革派である「学者でもなく、文章を売ってもいない、市井人の不肖、今唐加太朗」は、申し訳程度の2行で、亀井さんの顔を立てただけのような感じがして不足である。正に、全ては否定しないが、新成長戦略の悪しき第二の道の象徴が「前の郵政改革」であった、と確信している>

 <アメリカの「金融工学的経営」は破綻したのであり、どじょうではないが、一見泥臭い「日本的経営」で良いのである。かっては、一見泥臭い「日本的経営」で日本は躍進を遂げたのである。3丁目の夕日のあばら家から立ち上がったのである。つまり、ここにも、新成長戦略の第三の道に通じる一つの手立てが潜んでいる、と考えるのである>

 (つづく)

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック