ああとにあつく!エジプト政変の行え(考察シリーズ)

 エジプト政変の行え(考察シリーズ)                    

 どうもよく解からない。この間、逃げ出した情けない強欲なチュニジアの大統領とは違うような気がするのである。長い独裁があったことは事実であろう。夜間外出禁止や治安警察などの締め付けや横暴、賄賂?、選挙での不正はあったようであるが。

 「学者でもなく、文章を売ってもいない、市井人の不肖、今唐加太朗」は隣の韓国と連想してしまうのである。アメリカは現代のファラオ、ムバラクは即時退陣し「民主政権」を編成せよ、と強く云っているようだ。

 なんと、遅いことか。自国に都合が悪ければ得意の「人権外交」も無視するのである。日本の皆さん、同盟国のアメリカであっても、この辺のところはよく心得ておきましょう。兎に角、外交とは国益最優先の技であることを。

韓国と同様だ、と思ってしまう理由だが、同じように軍人出身(韓国は大方、今などは軍人でないが)の大統領であること。そして、韓国は日本への憎しみと恐怖、ムバラムはイスラム過激派への限りない恐怖と警戒がそっくりなのだと思うのである。

 なお、韓国はやっと様変わりしてきたが、だが、韓国の皆さん、竹島は返してね、そして末永く仲良くしましょうね。なにしろ言葉の主語述語の並び方は世界で唯一、一緒の国ですからね。

 さて、元に戻るが、TVから流れる映像の中の圧倒的な声は「独裁反対、ムバラク退陣」である。民主主義への要求である。もっともである。幾らイスラムの国であろうが、前の「イスラム襲撃(自爆)」の政権移譲から30年間も戒厳令(夜間外出禁止)が続けばうんざりするであろう。

 ムバラクの支持層が「デモ」に乗り出したが、そうでなければアメリカはもっと早く、ムバラクの首を切ったであろう。日本の外交当局はどうするのだろうか。どう判断しているのであろうか。もっと情報を発信すべきであると思うがどうであろうか。

 不肖、今唐は遠い国のことであるから、基本的にはどうでも良い、と思っている。但し、スエズ運河の通行の安全確保、これが「イスラム極左」に押さえられること、つまりは、イスラム過激派が政権をおさえること、は絶対に阻止しなければならないと考える。

 油田も二つほど小さいものの利権を買っているようであるが、それもしっかり守っていかなければならないが。

 そして、よく解からないので、珍しく、少し調べてみた。

 一人当たりの国民所得(2011年、IMF)だが世界では中の下で低い、ウクライナ、コンゴ、エジプト、グルジア、インドネシアの順である。存在感の割には小さな国である。そして、存在感についてはピラミッドや少しはムバラクが寄与しているかも知れないのだ、とも考える。

 ナイルのデルタの冠たる農業が基幹産業であるそうだ。国民所得に占める割合では、1971年の31%から2007年には13%に低下しているが、雇用においては約3割を占めるとともに輸出収入においても重要な地位にある等、農業はエジプト経済における基幹産業として今なお中心的な役割を担っている、そうである。

 なお、「農地解放」しているかどうかは不明である。

 また、エジプトはアラブ諸国の中では比較的早い時期に工業化が開始され、工業のすそ野が広く、多様化している国であるといえる。基幹産業は歴史のある繊維産業、食品工業であり、そのほか組立を中心とした機械工業等多様な業種を有している。

 エジプト政府の統計によると、GDPに占める鉱工業部門の割合は、2008/09年で14.3%であり、建設部門の割合は同4.9%となっている。日本も自動車の組立工場などが進出しているようである。

 外貨収入としては、「観光収入」やスエズ運河の通行料、アメリカの援助で、日本もOEDを通じて金を出しているようである。

 上のような状況から見れば、エジプトとは書いたように「小さな国」で、もし、この騒乱の発端となったとされるインターネットでの呼びかけの若者達に民主化以外の望みがあるならば、世界の経済のこの激変期において、大きな成果を上げることは困難であろう。政府が変わったところで目に見える変化はないであろう。

 前と少しも変わらぬ、エジプトはどんな暑さか知らないが、同じようにその暑さの中での閉塞感に満ちた理不尽な日常を送ることになろう。

 そして、EUのドイツもフランスも昨日、意見を発したようだ。イスラム同盟は「穏健派」であるそうだが、別に、小さいが「過激な教団」もあるそうだ。そこの若者が組織的に動いているとの報道もあった。

 日本としては、平和ボケした日本としては、平和維持のため自衛隊を派遣することも出来ず、ましてや、今、民主党政権下でもある、従って、不肖、今唐はエジプトが「アラブ過激派の国」にならぬよう、我が国としては、ひたすら祈るしかない、との結論に達したのである。

 まことに情けないことである。

 (この項おわり)
 

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