ああとにあつく! オバマの核廃絶声明の真意について(考察シリーズ)
オバマの核廃絶声明の真意について(考察シリーズ)
広島、長崎の「原爆の日」が終わった。この両大会において、オバマ演説は「歴史的なもの」との評価を受けた。
本年4月、チェコのプラハでのオバマの
「核兵器の無い世界を目指す」、「核兵器を使用した唯一の核保有国として行動する道義的な責任がある。」
との演説を行なったが、このこと事をよく考えて見たい。
先ず、この報道を知った後、学者でもなく、文章を売ってもいない、市井人の不肖、今唐加太朗は、下の記事で、涙を流したと書いたが、本当である。と言うのは、北朝鮮の核爆発について考察し、無力感に浸っていて、センチメンタルになっていたのかも知れないのだ。
北朝鮮の地下核実験について(考察シリーズ) 作成日時 : 2009/05/26 12:10 >>
http://39383054.at.webry.info/200905/article_26.html
別の話しだが、人間は「ハイ」になっていても涙が出るが、「欝」になっていても涙がでるし、名優は自在に涙を出すので、涙に騙されないように注意する必要はあるのだ。
そして、両大会では、核廃絶や非核3原則が高らかに呼びかけられる。また、鳩山代表は、「非核3原則を法制化することの検討をする」と語ったようである。この人の外交、防衛の危うさについては、下のブログで語った。
新政権の政策(平成維新)について(3)(考察、提言シリーズ) << 作成日時 : 2009/07/22 >>
http://39383054.at.webry.info/200907/article_27.html
不肖、今唐だけでなく、外交、政治の専門家もこの事は指摘している、例えば、正論7月号櫻井よしこ氏である。
鳩山氏の発言は、 国会決議だけでも何回も繰り返して、げっぷが出そうなのに、止めて欲しいと考える。「世界で唯一の被爆国である」が、何故「非核」に結びつくのか、全く判らない。こう叫ぶ人々は「日本が核を持てば使う」ことを前提としているのである。論理として、「二度と被爆しないため、核を持つ」はあるのであるが、そうは考えないのだろうか。
核を持つ国は、日本が核を持っていれば、やられるので、日本に核は使わない。と考える方が論理としては正当性があるのではないのかと、考えるのだが。
乞う、参照。
非核3原則について(2)(考察シリーズ) 2009/07/05
核非3原則について(1)(考察シリーズ)2009/07/05
http://39383054.at.webry.info/200907/article_4.html
ところで、「オバマ演説」であるが、アメリカ政府は核実験については、議会の反対があり未だ、批准していないのだ。
それは、国連の包括的核実験禁止条約(CTBT)であり、その条約の批准と署名の現状は、次の通りなのです。
▽CTBT発効要件国のうち条約未署名国(3カ国)
北朝鮮
インド
パキスタン
▽発効要件国のうち署名済み・未批准国(10カ国)
アルジェリア、中国
コロンビア、コンゴ
エジプト、インドネシア
イラン、イスラエル
米国、ベトナム
従って、「オバマ演説は」、この条約の提唱国である日本に協力して、批准するための国内対策の一である可能性も高いのである。
また、上の13カ国を良く見ておいて下さい。複雑怪奇な世界状況のなかで、したたかな「国家意志」を主張している国々なのである。
「平和ボケ」した日本とは違う、ある意味、立派な国々なのである。(この項終わり)
広島、長崎の「原爆の日」が終わった。この両大会において、オバマ演説は「歴史的なもの」との評価を受けた。
本年4月、チェコのプラハでのオバマの
「核兵器の無い世界を目指す」、「核兵器を使用した唯一の核保有国として行動する道義的な責任がある。」
との演説を行なったが、このこと事をよく考えて見たい。
先ず、この報道を知った後、学者でもなく、文章を売ってもいない、市井人の不肖、今唐加太朗は、下の記事で、涙を流したと書いたが、本当である。と言うのは、北朝鮮の核爆発について考察し、無力感に浸っていて、センチメンタルになっていたのかも知れないのだ。
北朝鮮の地下核実験について(考察シリーズ) 作成日時 : 2009/05/26 12:10 >>
http://39383054.at.webry.info/200905/article_26.html
別の話しだが、人間は「ハイ」になっていても涙が出るが、「欝」になっていても涙がでるし、名優は自在に涙を出すので、涙に騙されないように注意する必要はあるのだ。
そして、両大会では、核廃絶や非核3原則が高らかに呼びかけられる。また、鳩山代表は、「非核3原則を法制化することの検討をする」と語ったようである。この人の外交、防衛の危うさについては、下のブログで語った。
新政権の政策(平成維新)について(3)(考察、提言シリーズ) << 作成日時 : 2009/07/22 >>
http://39383054.at.webry.info/200907/article_27.html
不肖、今唐だけでなく、外交、政治の専門家もこの事は指摘している、例えば、正論7月号櫻井よしこ氏である。
鳩山氏の発言は、 国会決議だけでも何回も繰り返して、げっぷが出そうなのに、止めて欲しいと考える。「世界で唯一の被爆国である」が、何故「非核」に結びつくのか、全く判らない。こう叫ぶ人々は「日本が核を持てば使う」ことを前提としているのである。論理として、「二度と被爆しないため、核を持つ」はあるのであるが、そうは考えないのだろうか。
核を持つ国は、日本が核を持っていれば、やられるので、日本に核は使わない。と考える方が論理としては正当性があるのではないのかと、考えるのだが。
乞う、参照。
非核3原則について(2)(考察シリーズ) 2009/07/05
核非3原則について(1)(考察シリーズ)2009/07/05
http://39383054.at.webry.info/200907/article_4.html
ところで、「オバマ演説」であるが、アメリカ政府は核実験については、議会の反対があり未だ、批准していないのだ。
それは、国連の包括的核実験禁止条約(CTBT)であり、その条約の批准と署名の現状は、次の通りなのです。
▽CTBT発効要件国のうち条約未署名国(3カ国)
北朝鮮
インド
パキスタン
▽発効要件国のうち署名済み・未批准国(10カ国)
アルジェリア、中国
コロンビア、コンゴ
エジプト、インドネシア
イラン、イスラエル
米国、ベトナム
従って、「オバマ演説は」、この条約の提唱国である日本に協力して、批准するための国内対策の一である可能性も高いのである。
また、上の13カ国を良く見ておいて下さい。複雑怪奇な世界状況のなかで、したたかな「国家意志」を主張している国々なのである。
「平和ボケ」した日本とは違う、ある意味、立派な国々なのである。(この項終わり)
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